【レッスン内容概要】
〈エレクトリックギター〉
初級編
(1)楽器に関する基礎知識
(2)ギター演奏技能習得のための基礎トレーニング
(3)音楽理論とギター演奏を結び付ける基礎トレーニング
(4)リズムの表現方法とギター演奏を結び付ける基礎トレーニング
中級編
(1)指板上の音階と読譜力
(2)インプロヴィゼーションのためのスケール練習
(3)楽曲演奏力
上級編
(1)オリジナル楽曲の制作とレコーディング
(2)ギターに於けるアレンジ能力-ギター上のヴォイシング
(3)インプロヴィゼーション
(4)高度な楽曲演奏力
基礎的なギター演奏上の音色の作り方、リズム表現などのアプローチを認識していき、音楽理論を踏まえた上での多様な音楽状況でのギター表現法を総合的に学習します。他のクラスと同様、ギターを単に演奏するという以上に自己創作性を高め、オリジナル楽曲制作とその表現を個性を持って完結させる事を最終的な目的とします。
またこのクラスのレッスンでは、プロを目指したり高いレヴェルを目指す、世の中の多くのギターリストが特に欠けやすい部分、つまり市販のTAB譜等を単にそのまま演奏出来て終わり‥といった事では無く、レコーディングやプロの現場で実際に使用される譜面等を使用して、それらをどう解釈し、どう演奏するか、という点に特に重点を置いて指導しています。断言をすると、実際のプロの現場で求められる演奏家としての実践的能力はこの点にあるからです。読譜力とコードチェンジの読解力や音楽上の読解力、そして当然、それを演奏する能力。アマチュアとプロの演奏者としてのスキルの違いの多くはこの点にあります。
単に市販のTAB譜にされた譜面等を元に一流プレーヤーのコピーをするだけならば独学で充分できますが、上記のポイントが独修ではおそらく難しい部分でしょう。コピーがある程度できてもプロのプレーヤーを目指す人の多くがこのポイントで壁に当たる筈です。そしてそれこそ、そういったプレーヤーにとって必要不可欠な部分です。
上記のことを踏まえ、Rock、Pops等の多様な音楽状況でのギターの役割、Blues、Jazzなどに於けるインプロヴィゼーション(即興演奏)の手法をコード・アナライズやスケール練習等を踏まえ、具体的に詳しく学んでいきます。現在の多様な音楽状況でのギター・パートには種々の定型のパターンや役割がありますが、それらの多様な音楽中で個性や自分のスタイルを保持して、良いプレイをする為のポイントを修得します。またそれぞれご自分の学んだスタイル、フレーズ等をどの様に実践で生かしていくか、という音楽的知性にも重点を置いています。全くの初心者の方の場合は好きなアーティストの完全コピーから始めてもらっています。